【完全ガイド】名古屋城の石垣を築いた20家大名と持ち場をまとめました

名古屋城御城石垣絵図

名古屋城は江戸時代初期の「天下普請」により、徳川家康の命で全国の有力大名たちが築いた壮大な城郭です。特に、石垣は20家の大名によって分担され、各藩の技術と威信を競うように構築された貴重な歴史遺産。石垣には、どの藩が担当したかを示す「刻印(こくいん)」が残されており、今もなお現地で確認できます。

この記事では、名古屋城の石垣を築いた20家大名の一覧と持ち場(担当区域)を完全網羅するとともに、現地で刻印を確認する観光ルートをご紹介します。

目次

名古屋城の石垣を築いた20家大名と持ち場一覧

順位大名名(藩・領地)石高(万石)主な石垣持ち場例
1加藤清正(肥後熊本)52天守台・本丸東南部
2黒田長政(筑前福岡)52.5本丸南東部
3福島正則(安芸広島)49.8本丸北東部
4前田利常(加賀金沢)119.2本丸西側
5池田輝政(播磨姫路)52本丸北側
6細川忠興(豊前小倉)39.9本丸西南部
7浅野幸長(紀伊和歌山)37.6本丸北西部
8毛利秀就(長門・周防)36.9本丸南西部
9鍋島勝茂(肥前佐賀)35.7二之丸西側
10田中忠政(筑後柳川)32.5二之丸北側
11寺沢広高(肥前唐津)12二之丸南側
12稲葉典通(豊後臼杵)5御深井丸
13木下延俊(豊後日出)3御深井丸
14竹中重利(豊後高田)2御深井丸
15毛利高政(豊後佐伯)2御深井丸
16加藤嘉明(伊予松山)20西之丸
17山内忠義(土佐高知)20.3西之丸
18生駒正俊(讃岐高松)17西之丸
19蜂須賀至鎮(阿波徳島)18.6西之丸
20金森可重(飛騨高山)3.8三之丸
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